神戸高低差学会 第12回FW 100年前はアレだった 甲子園周辺を歩く

甲子園駅高架下

神戸高低差学会が主催するフィールドワーク「100年前はアレだった 甲子園周辺を歩く」に参加しました。

まんぼうトンネル

JR神戸線の線路下をくぐる歩行者用のトンネル、通称「まんぼうトンネル」です。用水路だったものを転用しており、かがまないと通れない、入れ違いもできない小さな断面です。

阪神甲子園口駅?
武庫川未成線跡

現在、阪神武庫川線は、武庫川駅から南下し、武庫川団地駅までですが、戦前は川西航空機(現・新明和工業)鳴尾製作所の輸送を期待して敷設され、当時の省線(JR神戸線)に連絡していたとか。

甲子園口駅前にある駐輪場の建物は、このとき計画されていた未成の阪神甲子園口駅の遺構との説も。

また鉄路があったと物語るように、跡地のマンションは円弧を描いています。(そして阪急阪神のマンションブランドのジオですね。)

新堀川筋

新堀川とその沿道がJRを越えるために、3連のトンネル。

松山大学 温山記念会館(旧新田邸)

新堀川沿いに、松山大学の温山記念会館というスペイン風の外観の洋館があります。松山大学の創立者である新田長次郎(温山)が娘婿の建築家・木子七郎に設計を依頼して昭和3年に建てられました。国の登録有形文化財に指定されています。

武庫川女子大学甲子園会館

元々甲子園ホテルとして1930年に建てられた武庫川女子大学 甲子園会館は、近代建築の三大巨匠フランク・ロイド・ライトの弟子の遠藤新によって設計され、現在は同大学の建築学部のキャンパスとなっています。うらやましい。

見学には予約が必要で、この日は中に入れず。

このフィールドワークのタイトルになっていますが、甲子園筋は1920年ごろまで、武庫川の支流である枝川が流れていました。フィールドワークでは甲子園筋に沿って南下しましたが、その道路の両側が枝川の堤防の名残で少し地盤が高くなっています。

枝川樋門

甲子園会館の裏手には、武庫川からの分岐点である枝川樋門ひもんがあります。

北郷公園
甲子園駅前

廃川後、河川用地は阪神電鉄に売却され、住宅地となり、枝川の痕跡はあまり残されていませんが、北郷公園や甲子園駅前の高低差は堤防のものだそう。

甲子園駅高架下

阪神甲子園駅の高架下も、かつては枝川。

旧鳴尾競馬場本館(貴賓館)

甲子園駅からさらに南下。旧鳴尾競馬場本館は、1935年に鳴尾競馬場のスタンドとして建設され、現在は武庫川女子大学附属中高の芸術館として使われています。

甲子園浜

甲子園浜には、戦前に初代阪神パーク(浜甲子園阪神パーク)があり、その建物の残骸が干潮とともに海底から現れるのですが… 潮が引いておらず、きれいな夕陽を拝むにとどまりました。

ローソン 西宮甲子園九番町店

ローソンもトラカラー!

2023/10/28

作成者: きたけん

神戸出身&在住。大学では環境を学び、今はまちづくりに携わる。思い立ったらすぐに飛び出してしまう。